「貧血」予防に鉄フライパンや鉄玉を使え!【生理のある女性は全員貧血だと思っていい】
貧血なんて、関係ないと思っていませんか?
立ちくらみなどがなくても、生理のある年代の女性なら全員「貧血」だと思って対処するくらいがいいのです。
貧血は酸欠です。
身体のかく組織に酸素が足りていないので、いろんな症状がでる。
疲れやすい、という悩みも、貧血と関係している可能性がおおいにあるのです。
- 貧血だと、元気でいることはむずかしい
- 鉄分補給には、鉄のフライパンや鉄玉がおすすめ
生理のある年代の女性は、ほんとうに全員「貧血」だと思って対処するくらいがちょうどいいです。
鉄は、サプリメントでとるには知識がいる扱いにくいミネラル。
安易に使わないほうがいいです。
鉄のフライパンや鉄なべ、鉄玉などの鉄器から溶け出る鉄を利用するのがまずは安心ですよ。
- 健康オタク歴20年
- 分子栄養学勉強中
- 「藤川理論」実践中
- 内向型HSP
*2018年8月の記事を加筆・修正して再アップ。
貧血(鉄不足)では疲れやすい。元気ではいられない。
まず
- 貧血(鉄不足)は、酸欠(酸素不足)です。
身体じゅうに酸素が足りなかったら、いろんな障害が起こりそうなのは予想できますよね。
「はたらく細胞」を知っている人はわかると思いますが、赤血球はつねにつねに酸素を運んでくれている。
「はたらく細胞」は身体のことを知るのに、入門として本当におすすめです!
「はたらく細胞」での主人公「赤血球ちゃん」はいつもいつも酸素を運んでいます。
貧血とは血がうすい、少ないというイメージですが、実際は赤血球の数がすくないようです。
ということは、貧血の人の体内は赤血球ちゃんが少ないと思ってください!
イラストにするとこんな感じ。
ヘモグロビンちゃんは、酸素を運ぶトラックのようなもの。
貧血のひとの血液のなかでは酸素を運ぶトラックが足りないのです。
ヘモグロビンちゃんは
- ヘム鉄(鉄分)+グロビン(タンパク質)
この2つからできている。
だから、貧血をふせぐためには、タンパク質も十分必要なのです。
鉄分をふやすだけでは、ダメなのです!
タンパク質を増やす話は、以下の記事で書いています。
また、鉄は酸素を身体じゅうに運ぶだけでなく
- 効率のいいエネルギー(ATP)をつくるのに、必須
鉄がじゅうぶんにないと、効率のいいエネルギー生成方法を利用できないのです。
ゆえに
鉄が足りていないと、疲れやすい!
鉄分は、アメリカでは小麦粉に添加するように義務化されているくらい大切なもの。
ですので、まずは安全に鉄分をとれる鉄のフライパンなどの調理器具をおすすめします。
鉄分をとりたいなら、鉄の調理器具がおすすめ
鉄のサプリメントを安易にとることはおすすめしません。
鉄は、扱いがむずかしいミネラルです。
わたしは実際にキレート鉄をのんで、体調はよくなりました。
でも、知識と自分の身体の感覚へのするどさがあったので、特に不調にはならなかったです。
まずは、鉄分の多い食品をとったり、今回おすすめしている鉄の調理器具を使いましょう。
食品では動物性食品に含まれる「ヘム鉄」の方が、小松菜やひじきなどに含まれる「非ヘム鉄」より吸収がいいです。
ヘム鉄を多く含む食品 | 非ヘム鉄を多く含む食品 |
---|---|
レバー(豚と鶏に多い) あさり しじみ 干しえび 煮干し | 小松菜 パセリ ひじき 青のり |
でも、鉄分が不足している状態では、「非ヘム鉄」の方が吸収がいい、っていう論文もあるので、動物性も植物性もバランスよくとるのがいいでしょう。
最近見つけた「クッキングサプリFe」という商品も手軽にとれて便利です。
で!さらに
おすすめしたいのが、鉄のフライパンや鉄玉。
買えるなら、鉄鍋でも!
- 調理することにより、鉄が溶けでるので料理の鉄分がアップする
さらに
溶け出る鉄分も吸収のいい「二価鉄」という形で溶け出るんだって
おすすめの鉄フライパン「柳宗理 鉄フライパン」
鉄フライパンは、いろいろありますが、わたしが使っているのは「柳宗理」のもの。
フライパンは10年以上使っているから年季入ってます。
厳密には、わたしが使っているフライパンは、柳宗理のただの鉄フライパン。
柳宗理のフライパンは、「マグマプレート」と「ファイバーライン」と2種類あるのですが、どちらも鉄分が溶け出ます。
この二つ、ホームページを見ても違いがよくわからないのですが、「マグマプレート」の方が油なじみがよく、熱効率もいいみたい。
柳宗理はなんと言ってもスタイリッシュ!
左右のぶぶんが、とがっているので、揚げ物のあとなどに油を注ぐのが超便利!
これじゃないと、なぜかわたしはドボドボこぼすので・・・
そして、
- 酢やケチャップなどの酸性の調味料を使うとより鉄が溶け出ます。
お酢にケチャップといったら酢豚だね!
鉄のフライパンは扱いが難しいと思っている方もいるけど、そんなことないですよ。
使う前に焼きこみが必要ですが、普段の使い方でテフロンのフライパンと違う所は4つ。
- 油を入れる前にフライパンをしっかり加熱する
- 食器用洗剤を使って洗わない(基本)
- 洗ったら十分に空焼きをする
- 空焼きをしたら、少量の油を塗ってなじませる
使う前の加熱は、かなりかなりしっかりやった方がいいです。
洗う時はこんな感じの小さいタワシがおすすめ。
簡単に鉄分を補給するなら、「鉄玉」が便利!
鉄のフライパンや鉄鍋を買うと高いけど、鉄玉なら安くてすぐに使えるからおすすめ。
わたしが持っているものはきゅうり型だけど、今はこんなかわいいものまであります。
煮込み料理をする時に鍋に入れれば、加熱時間も長くなって鉄分の溶けだす量も多くなります。
味の変化や色の変化は特にないので、安心してください。
色の変化というかいい方にですが、黒豆を煮るときに鉄玉を入れるとツヤツヤになりますよ。
貧血や鉄分についておすすめの書籍
鉄については「過剰症はない」という意見と「過剰症はある」という意見があります。
たくさんとっても大丈夫!と言っているのは、藤川先生。
わたしもブログで「ATPセット」として、鉄はおすすめしています。
鉄をとるのは推奨されるけど、藤川先生がすすめている「キレート鉄」はやっぱり知識をもったうえで利用したほうがいい。
キレート鉄の使用に反対しているのは、溝口先生。
鉄は人の身体にとってとても重要なミネラルですが、積極的な排泄ルートを持ちません。
「最強の栄養療法 オーソモレキュラー入門」
そして鉄の過剰は多くの弊害を起こすことが知られており、注意しなくてはならないのです。
身体はもともと、食物からの鉄の供給では過剰になることを想定していなかったため、排泄ルートを作らなかったと想像するのが妥当です。
身体にとって「鉄が過剰になる」という想定はしていないので、積極的に鉄を排泄する仕組みがないようなのです。
普通の人が、しょっちゅう血液検査をしてモニタリングしながら鉄のサプリメントを飲むわけではない。
そう考えると、やみくもに入れるのはよくないですよね。
また、「テケジョ(鉄欠乏女子)」という言葉で有名になった奥平先生の本は純粋におすすめです。
まとめ
鉄玉はすぐに試せるので、本当におすすめ。
人って悪い状態でもそれが続けば、当たり前になります。
わたしは鉄を積極的にとりだしてから、体調がほんとうによくなりました。
あのだる重な感じはなんだったの!というくらい違いました。
いい状態を知っていないと、どれだけ悪いかわからないものです。
まずは、鉄器を利用して鉄分を補給してください!
コメント