ゴミ問題は他人事ではない。ゴミに関するすごいはなし【日本人はゴミを捨てすぎ】
この記事では,ゴミ問題についてある本から紹介しています。
ゴミの問題は誰にとっても、他人事ではありません。
わたしは、地球環境のことを考えてはいますが、ゴミ問題について深くは知りませんでした。
どこかのブログで紹介されていたゴミ問題の本が、Kindleで読めたので読んでみました。
特に驚いたのが「日本の埋め立て地はあと23年くらいでなくなる」ということ。
本当にみんなが考えなければいけない問題です。
地球環境のために、できるところからしていきましょう!
- 家庭菜園初心者
- 自然栽培を実践
- 料理好き
- 循環型社会を目指す
ゴミの捨て場がもうない!?
ゴミ清掃員の芸人、滝沢秀一さんの本から大事な部分をピックアップしていきます。
本は子供むけなのか、文章は簡単なのでとても読みやすいです。
- ゴミを捨てる場所があと20年くらいでなくなる
- ゴミ処理には2兆もの税金がかかっている
- 生ごみの水分をへらすことは、すごく重要
- 食品ロスをなくそう
- 資源ゴミを他の国に処分させていた
ゴミを捨てる場所がなくなる
ゴミを捨てる場所が、全国平均であと20年ほどでなくなるというのはとっても驚きました。
わたしも実際、環境省のホームページを見てみたら本当だった。
こちらから
ゴミ処理のお金については、あとで述べるとして。
全国平均なので都道府県によってちがうでしょうが、全国平均であと「23年」でいっぱいになる!?
けっこう近い未来です・・・
本のなかでは「東京都の最終処分場は、あと50年でいっぱいになる」と書かれています。
東京の処分場は、東京湾を埋めたてているんだから、広げればいいじゃん!って問題でもないそうです。
- 処分場の先の海は東京都の持ち物じゃない
- 逆側を埋めたてたら、船がすれちがえなくなる
「最終処分場がうまってしまったらどうするか」は、決まってないよう。
まあ、そういうことを決める上の人たちは、その頃には自分たちは生きてないと思っているかもね。
自分たちは生きていないから、問題は先のばしにしているかもしれない。
ゴミ処理には年間2兆円以上のお金がかかっている
ゴミを処理するのにお金がかかることはわかっていたけど、なんと
ゴミ処理には年間2兆円をこえるお金がかかっている!?
さっきの環境省のホームページ。
経費が「21,519億円」って2兆こえであっていますよね!
ゴミ処理にかかるお金は、もちろん税金から使われる。
本のなかでは「こんなものまで捨てるの?」と思うものがたくさん出てきていました。
著者の滝沢さんも驚いたから、記憶に残っていたのでしょう。
わたしがありえない!と思ったのが
- 新米の時期になると、まだ食べられるのに古いお米が捨ててあると
腐ったり、期限が過ぎているわけではない食べ物を捨てるなんて信じられません・・・
本には出てきてないけど、わたしはずーーーーーーと疑問に思っていることがあります。
- なんで日本人は、食料自給率が低いのにばかばか食べ物を捨てるの?
農林水産省のホームページによると、日本の食料自給率は「38%」
逆にいうと、62%は外国から輸入している。
自国でたった4割しかまかなえていないのに、ばかばか食べ物を捨てる。
アホというか、本当に何も考えていないのでしょう・・・
燃やしたあとにでる灰の処理費用
うえで出てきたイラストのとおり、ゴミを燃やすと「灰」が出ます。
その灰を処分場に埋めるのですが、雨がふると灰をつたった雨水は「汚染水」に変わります。
汚染水は、そのままでは下水に流せません。
流せるレベルまで、処理をしないといけない。
その処理費用が、なんと年間25億円!!!!
汚染水が多いほど、処理費用もかかる・・・
いや〜、まじでみんな考えないといけません。
生ゴミの水分をへらすことは、すごくすごく重要
わたしたちが、今日からでもできること。
- 生ゴミの水分をへらすこと!
水にぬれたゴミを燃やすには、かわいているゴミよりも長く燃やさなければならないので、二酸化炭素がより多く排出される。
「すごいゴミのはなし」
ぬれいているゴミは、長く燃やさないといけないので、もちろんそのぶんエネルギーがかかる。
なおかつ、時間が長いので、より多く二酸化炭素が排出される。
生ゴミの水分を切ることなんて、今日から誰にでもできるよね?
残ったみそしるをそのまま袋に入れている人もいたそうです・・・ヤバい
また記事にしますが、わたしはいまコンポストをやっているので、生ゴミはほとんど出ません。
- 庭でコンポスト
- ミミズコンポスト
両方やっているので、本当に生ゴミがへりました。
普通に土に混ぜるだけのコンポストは、簡単で庭がない家でもできるのでおすすめですよ。
食品ロスをなくそう!
さきほどわたしが言っていた「食べ物をばかばか捨てる日本人」
本書でも、そのことは書かれていました。
じつは日本では、まだまだ食べられるのにすてられている食品ロスが、2019年度のデータだと、年間およそ570万トン出ている。
「すごいゴミのはなし」
そして、日本は残念ながら、主要な先進国のなかでは中国、アメリカに続いて、世界で3番目に食べ物をすてる国なんだ。
そして!なんと!
- 国際連合が世界のめぐまれない人たちに送る食料援助料が420万トン
世界に食料は足りていて、いまあるものでじゅうぶん世界中の人は食べられる、って聞いたことあったけど、本当じゃん・・・。
日本人が捨てているぶんの食料が、世界にいきわたれば飢える人はいなくなるかもしれない。
恵方巻きとかごっそり捨ててるって聞いたことあるな〜・・・・
日本人ってなんなんでしょう。
さいきん、この本を読んでいます。
「バカは一生治らない」って言うけど、バカのまま何も気づかず死んでいくのでしょうか・・・。
日本は資源ゴミを他の国に処分させている
これも本当驚いたんだけど
- 日本はプラスチック資源やペットボトルを輸出していた
そちらのほうが安くすむため、他の国にしてもらっていたと!
輸入してくれていた中国が2018年から少しずつ、輸入しなくなり、2022年には完全に禁止した。
これを「中国ショック」といいます。
いまはタイやベトナムなどの東南アジアが輸入してくれているが、それも数年だろうと。
ニュースで中国のゴミの研究者が怒っていたと。
ゴミを中国に輸出して自分の国をきれいにしても中国がよごれます。この先も輸入を再開することはありません。
もうあいた口がふさがらない。
こんなんで「SDGsが」とか、どの口が言ってるのかしら
自分たちで後始末をしていないのに、環境のことなんてよく語れますよね。
「レジ袋有料化」も環境のためが大義名分だけど、本当はちがうんじゃね?って思っちゃう。
また話は変わるけど、大量に水のペットボトルを買う人がたまにいるじゃないですか。
ずっと「アホだな〜」と思っているんです。
だって
- 水を買うのは重い
- 宅配にしても、手間はかかる
- ペットボトルがゴミになる
- 浄水器はそんな高くない
ペットボトルはリサイクルするからいい、という問題ではない。
そのリサイクルだって自国でやっていないわけでしょ。
だったら
- プラスチックやペットボトルそのものをへらさないといけない
ペットボトルにはいったジュースを買うな、とは言わないよ。
でも、水は浄水器つければいいじゃない。
まとめ
わたしはもともとゴミをへらすようには意識していたけど、この本を読んでさらに考えさせられました。
ゴミ問題は、社会で生きる人全員に関わる問題。
ひとりひとりがもっと意識しなければならない。
まずは、いまからでもできる「生ゴミの水分を切ること」これはやりましょう!
ゴミの事実を知ったかたは、人にも話してほしい!
今回紹介した著者である滝沢さんのこちらの本もおもしろそうです。
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