『成熟脳』は年を重ねるのに不安な人、夫婦円満でいたい人におすすめ!
この記事では、男と女の違いを脳科学からひもとくために「成熟脳」から学んだことを記していきます。
先日「妻のトリセツ」を読み、まとめ、思いのほかわたしは脳科学が好きなことがわかりました。
旦那や彼氏のこんなところがムカつくのよ!っていうのは、誰しもある。
それが「脳」のせいだとわかれば、少しはムカつきもおさまるでしょ。
男女がいがみあって良いことなんてありません。
男と女の違いを知り、うまく付き合っていきたいものです。
前半は、脳が年齢によってどう変わっていくか、を。
後半は女性と男性の脳はこうも違うのか!ということを解説しています。
- 内向型HSP
- 生きづらい過去あり
- スピリチュアル&宇宙理論好き
- 自分らしく生きる方法を模索中
「成熟脳」は年を重ねることに不安がある人におすすめ
今回の著者も「妻のトリセツ」と同じ黒川さん。
わたしは脳科学の中でも黒川さんや、あと中野信子さんの本が好きなのです。
この本の副題にある「脳の本番は56歳から始まる」というのは40代半ばにさしかかるわたしからしたら興味深いもの。
「成熟脳」から気になったものをいくつか取りあげていきます。
- 脳の入力は28歳までがピーク
- 28~56歳は必要な回路を絞る
- 脳は50代に本質を知る
- 脳は寿命を知っている
- 女は共感がいのち
- 男女の会話は方向が真逆
- 女は蒸し返しの天才
私の個人的なセレクトにより厳選しております。
脳の入力は28歳までがピーク
人生最初の28年間は、脳はほぼ入力装置なのです。
- 入力装置としてのピークは28歳まで。
「東大王」などのテレビ番組を見ても、「新しいことをどんどん覚える」能力は若い方があるよな~と思っていたのはこの理由だったのね。
単純記憶が優れているのは、28歳まで。
この時期は、がむしゃらな繰り返しで高度なセンスがつくれる。
だから
- 目の前のことに一生懸命になるべきだ
入力が得意なこの手の脳は、出力性能はいまいち。
とにかく取り込んで、この後に精査するみたいですね。
大切でないものも経験しないと、大切なものはわからない。
28歳まではとにかくいろいろ詰めこんで、そのあとに優先順位をつけるという方法らしい。
28~56歳は必要な回路を絞る
28歳をすぎると、誰の脳も単純記憶力がピークをすぎて、がむしゃらさもなくなっていく。
30代に「迷い多いとき」を過ごすのは、当然のことのようだ。
- 28~56歳は、膨大な数の回路の中から必要な回路を知るための28年間。
いらない回路にまで電気信号を送っていては、他者に翻弄されやすく、本質を見失う。
- 他人により気を使つ環境にいると、なんか疲れやすくないですか?
そんな状態で、自分の人生にとって大切なことなんて考えられないし、行動もできない。
脳はけっこうエネルギーを消費する大食いさんなんです。
必要のない回路にまで電気信号を送り、エネルギーを使っていたら、本当に自分にとって大切なことができないよね。
電気信号を送らなければ、その回路はいらないと判断され、捨てられる。
- 「自分より他人を優先する」という選択をしているのは自分ということ
また、失敗はいさぎよく失敗と認める方がいいようです。
「失敗」と認めることで、それは脳の糧になる。
くり返さないために、脳に教え込むということかな。
脳は50代に本質を知る
迷いと失敗の30代をかけ抜けると、40代で脳は次のゾーンに入る。
脳が成功事例を積み重ねていくとき。
40代になって「もの忘れ」が起こるのは、何の問題もないようだ。
- いらない所に信号がいかなくなるのだから、当然のこと。
本質を瞬時に見抜く脳になるために、脳は「いま生きるのに直接必要のないこと」と思える回路の優先順位を下げていく。
必要なものを厳選するのだ。
大切な家族の名前が出てこないのはあれだけど、芸能人の名前が浮かばなくたってどうってことない。
脳的には、なにやら40代は幸せな年代らしいが、身体の衰えがそれを感じさせてくれない。
加齢に伴う変化は老化とは違うよ。ホルモンバランスが悪い人は、更年期症状にやられるでしょう。
ホルモンバランスにやられて、幸せそうではなかったお話はこちら。
そして、50代。
脳が十分に「失敗しにくく、成功しやすい状態」になってくる。
成功回路に信号が行きやすくなり、成功の秘訣でもある「本質」の回路が目立ち始める。
本質の回路は
- 長く生きること
- たくさん泣くこと
- 転んで傷ついて立ちあがること
こうやって手に入る。
脳を成熟させるために、「若いうちの苦労は買ってでもしろ」なんて言うのかしら。
脳の成熟のために年を取ると涙もろくなるのかね
56歳をすぎた困った人には近づかないこと
ここで気にとめてほしいことをひとつ。
なんでもかんでも否定するネガティブな人ってたまにいるでしょ。
その人が56歳を過ぎていたら、もうその性質は変えられないそう。
近づかないか、離れられないならことばを真正面から受けとめないことですね。
脳は寿命を知っている
- 脳は寿命を知っている
この話はおもしろいな、と思った。
ヒトは脳のゴールを知っていて、そのゴールに合わせて、自分の脳や体を静かに折りたたんでいくように思える
わたしたちは、生まれるときに「今回の地球は覚悟を決めて長期滞在にするぞ」など決めているようです。
でも、わたしこれは脳というより「魂」だと思う。
魂の存在を認めない分野は、魂が関係することは脳が、って言っている気がします。
女は共感がいのち
「女は共感がいのち」はいまやどこでも言われているし、「妻のトリセツ」にもたっぷり書いてありましたが、また書くわたし( ・∀・)
- 女は「共感」のために対話をつむぐ。
- 男は「問題解決」のために対話をつむぐ。
女性は、ことの経緯を時系列にそって話し、共感してもらうことで、真実を見つけ出す。
話してて自分で「あっ!」って気づくことあるよね。
対する男性は、相手の話しの中から何が問題かをいち早く探して、解決を図ろうとする。
もうこれは、変えられないので、女性側から男性にハッキリ言うのがいい。
わたしもよく言ってました。
とにかく聞いてくれればいいから!解決とか考えなくていいから。
「とにかく共感して!」って言うと、理解できないものに共感できないって言われたことがあります。
男性にとって理解と共感はイコールなのかもしれません。
女性にとって理解と共感はイコールではなく、理解できなくても共感はできる。
- なんでそう思うかは理解できなくても
- 「そう思うんだね」って共感することはできる
ここは男性には理解できないだろうから、本当の共感を得るのはあきらめよう。
ところで、この本を読んで驚きの発見があった。なんと
- 女性は共感されると脳がストレスから解放されるのだと!
わかる気がする!
脳に起きる「ストレス信号」は、女性の方が男性より強く起こり、長く続く傾向にあるんだそう。
あさイチ階段でつまづいて転げ落ちそうになったストレスは、午前中くらいは脳を緊張させてしまう。
大げさに言うことで、共感も得やすいし、共感を得られると脳が緊張から解放される。
そして
- 共感は、した方にも利がある
他人の体験談でも、共感すれば「とっさに引き出せる知識」として脳に格納される。
だから、女性は井戸端会議が好きなのかしら。
男女の会話は方向が真逆
男女の会話は、方向が真逆である。
- 女性はことの発端から話したがる
- 男性は結論を明らかにし、余分なことは排除したい
女性は気持ちよくしゃべらせておけば、勝手に最適解を見つける。
気持ちよく聴いてもらうことで、脳が真実を探す演算をしてくれているのだ。
これが途中でジャマをされると、その演算はすべてがパーになる。
このため、女性はショックを受け、あまりのストレスに怒りがわく人もいるでしょう。
話の途中で腰を折られると、ムキーッ!ってなるのはこういう理由か。
また、問題解決型の男性は妻が調子が悪いときでも、開口一番「病院行った?」とか聞いちゃう。
妻からしたら「まずこのつらさに共感しろよ!」って思うよね。
スペシャル健康オタクのわたしに、病院行った?とか言う旦那って・・・・。
女は蒸し返しの天才
これ「妻のトリセツ」でも出てきたことですが、面白いのでこっちでも書いちゃう( ・∀・)
女性脳は
- 心が動いたときに、その心の動きによく似た体験記憶を一気に引き出してくる
こんな感じ!
同じところにしまわれてて、引き出しあけたら全部出てくる!
もうこれは、女性脳の構造なので変えられない。
- 男性が気づかうことで、たまる量やスピードは変えられるけどね
そして、「成熟脳」ではこの蒸し返しを止めたい男性からの質問に著者が答えている。
必ずしも成功するわけではないが、これが唯一の手段だそう。
もしも、過去のあやまちを何度もなじられているのだとしたら、なじられたときではない別のシーンで、しみじみと後悔してあげてほしい。
「成熟脳」
心から溢れ出た一言だけが、心のわだかまりを氷解させる。
まとめ
「成熟脳」まとめ
- 脳の入力は28歳までがピーク
- 28~56歳は必要な回路を絞る
- 脳は50代に本質を知る
- 脳は寿命を知っている
- 女は共感がいのち
- 男女の会話は方向が真逆
- 女は蒸し返しの天才
思えばわたしは、だいぶ昔にも黒川さんの本を読み、記事に書いていたのです。
女性脳は、甘いものを食べると性欲が落ちるって話。
脳の性質を知っていた方が、この世界は生きやすいですよ。
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