『鈍感な世界に生きる 敏感な人たち』鈍感な世界はつらい【HSPのトリセツ】

HSPだってわかったんだけど、もっとラクに生きたいな。
この記事ではこんなお悩みにお答えします。

わたしもHSPで内向型です。
最近ではHSPのことも知られるようになり、関係書籍もふえてきました。
HSPの人が生きづらいのは、鈍感な人たちの世界が自分に合っていないからです。
HSPの人は、自分の性質を知る必要がある。
この記事では「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」から、HSPの気をつけたい点などをわたしなりにまとめました。
そもそもこのブログは、内向型HSPのわたしが「めっちゃ生きづらかったけど、ラクに生きられるようになったよ」ってことを伝えたいために始めたブログ。
ラクに生きたいHSPの人や内向型の人におすすめです。
この本は「Kindle Unlimited」に加入すれば、追加料金なしで読めます。
鈍感な世界に生きるHSPのためのトリセツ


この本は章立てがとてもわかりやすくなっているので、読みやすい本です。
- HSPの能力
- HSPが抱えやすい問題
- 鈍感な人たちとつきあう方法
- 敏感な自分とうまくつきあう方法
自分の性質がわかれば、それゆえ起きがちな問題も理解できます。
そしてHSPの人の方が少ないですから、鈍感な人たちとのつきあい方にもコツがある。
わたしがこの本の中で伝えたいポイントは4つ。
- 一度に多くの情報を吸収できる、してしまう。
- がんばらないと好かれないと思い込んでいる
- HSPは自分自身へ愛情と思いやりを向ける必要がある
- 自分との和解をしよう
一度に多くの情報を吸収できる、してしまう。
「一度に多くの情報を吸収する」というのは、他のHSPの本や内向型の本にもよく書かれていることです。
わたしがここで声を大にして伝えたいのは、意識するしないにかかわらず「吸収してしまう」点。
物理的に遮断しない限り、その容量はすぐにいっぱいになってしまう。
HSPの“ハードディスク”は、ほかの人たちよりもすぐにいっぱいになり、過度に刺激を受けたと感じます。
「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」
(中略)HSPは特に、刺激にすぐ耐えられなくなり、不快に感じるのです。そのため、まわりでたくさんのことが起きていると、その場から立ち去らざるを得なくなります。
わたしも自分の性質をそこまでわかっていなかった時、飲み会とか大人数のいる場所ではよくトイレに行っていました。



シャットダウンできる場所ってトイレくらいしかないですよね。
今なら「気にせず疲れたらさっさと帰る」ができるんですが、昔はできなかった・・・。
さっさと帰って、何か思われるんじゃないか・仲間外れになるんじゃないかと思ってましたよ~( ´・ω・`)
ここは鈍感な人たちとのつきあい方にも通じるけど、自分の境界線を認識し、それを伝えることが大切になります。
「つまらないから」ではなく「疲れてしまったから」などわたしの問題、ということが伝われば、相手も気にしないでしょう。
自分の今の容量を自覚し、キャパオーバーになる前に伝える方が得策です。
がんばらないと好かれないと思い込んでいる


HSPの人は少数派なので、いままでの人生で周りと違うと感じたことが多々あったでしょう。
そのため、HSPは自尊心の低い人がけっこう多い。



わたしもそのうちの一人です。
他の人ができることを自分はちっともできない。
「自分はなんてダメな人間なんだ」って思ったことありませんか?
親がHSPでないなら、自分ができないことで親を悲しませてしまった、と思っても不思議ではない。
- できるようにならないと愛されない
- 頑張らないと好かれない
こういう認識になるのは、当然っちゃ当然。
ありのままのわたしでは愛されない、とわたしはずっと思ってました。
「自分は、まわりの人にとって一緒にいるのに面倒な人間だろう。でも、相手を喜ばせるために私がもっと努力すれば、きっとまわりの人たちは離れていかない」
この思考の陰にはこんな思いが隠れています。「もっと努力しないと、一人ぼっちになってしまう」
「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」
「もっと努力しないと、一人ぼっちになってしまう」



頑張らないと見捨てられる、と私は思ってました。
そのためか一時期までは本当に「ないもの」しか見ることができませんでした。
愛された事実もあるのに、そこに目を向けることができなかったのです。
HSPの人はこの後出てくる自分との和解や自分へ愛情を向けること、そして「あるもの」に目を向ける意識が必要です。
▼ 「あるもの」に目を向けるには感謝ワークがおすすめです。
→ 「感謝ワーク」のすすめ。感謝とは存在を認識することである。
自分との和解をしよう
HSPの人は、敏感ゆえにいろんなことが気になってしまう。
自分の努力だけでどうにかなることばかりではないので、人にお願いする必要もある。
色々いちいち気になるし、面倒っちゃ面倒です。
でも、そこを面倒くさがっていると、自分からの信頼がなくなります。
面倒くさい自分を受け入れ、ささいな声を大切にしてこなかったことを自分に謝る必要があるかもしれません。
HSPの人は共感力は高いのに、それを自分に使っていない人の多いこと!
自分に愛情を向けてこなかった人は、この機会に見つめてみてください。
HSPは自分自身へ愛情と思いやりを向ける必要がある
HSPは少数派なので、HSPである自分の気持ちを人にわかってもらえない時も多々あります。
誰においても「自分が最高の味方」でいるべきなのですが、HSPの人の場合それがより大切になる。
鈍感な人や外向型の人は、自分が正しいと思いこむことが多く、簡単に他人を批判します。
そういった批判に対して、自分を守るどころか賛同してしまう人もいますよね。



私も昔は賛同して、自分を守ることができませんでした
普段ほかの人からネガティブなことを言われることもあるのに、自分まで自分に対してネガティブな語りかけをするのは、神経に負担がかかり、不健康な行為です。自分自身を認めるよう心がけましょう。
「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」
いつだったか覚えてないけど、わたしある時決めたんですよね。
- もう自分を責めない!
ずっと自分を責めてきた人は、いったん「人のせいにしててでも自分を責めない」っていう時期も必要かもしれません。
そうでもしないと、わたしはやめられませんでした。
結婚してからだったから、そんなときも一緒にいてくれた旦那さんには感謝してます。
これはHSPが関係あるかわかりませんが、わたしはとにかく「0か100か」みたいな極端思考だったんですね。
- お互い悪い
- どっちも悪くない
こういった考えができなくてね。
自分にもおおらかに、相手にもおおらかになると、自分がラクになるんですよ。
まとめ


「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」まとめ
- 一度の多くの情報を吸収するため、キャパオーバーになりやすい
- 頑張らないと好かれないと思いこんでいる
- 自分との和解が大切
- 自分自身へ愛情と思いやりを向けてあげよう
余談ですが、わたしは「鈍感な世界に生きる 敏感な人たち」というタイトルの「鈍感な」ということろが好きです( ・∀・)
敏感な人に対して、こちらが「気にしすぎ」みたいに言う人もいるんですよ。
わたしからすれば



おまえが鈍感なんじゃ!
っていうことをわたしは言いたい。
HSPは生まれ持った性質で変えられません。
周りの人とは違うかもしれないけど、それこそが魅力になると思って自分のことを振り返ってみてほしいな。



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