『潤うからだ』は女性の幸せに欠かせない。最近乾いていませんか?
この記事では、最近乾いてるかもと悩む女性におすすめの本を紹介します。
女の渇きはあそこの渇き。
「膣のうるおい」は女性として輝くために大切なこと。
膣がいい状態にあることは、女性としての幸せだけでなく、健やかな身体にも関係することです。
膣のことは、ほとんど気にしたことがない方ばかりでしょう。
この記事では『潤うからだ』から、女性の幸せや健康にとって大切な部分をピックアップしました。
婦人科系疾患があったり、セックスについて悩みがある方におすすめです。
- 健康オタク歴20年
- 分子栄養学勉強中
- 「藤川理論」実践中
- 内向型HSP
*2022年10月の記事を加筆・修正して再アップ。
女性として輝くために大切な潤い
パートナーがいて、セックスする機会でもなければなかなか意識しない「膣のこと」
膣が粘液で潤っていると、女性にとっていいことばかりなのです!
- 潤っているから、性交痛もない
- 痛くないから回数もふえ、セックスにおいて満たされやすい
- 老化のスピードが緩やかになる
膣が潤っていると、女性として幸せなことばかり!
逆に膣が乾燥していると、性交痛が出るためセックスする機会はへる。
するとますます乾燥する可能性があり、セックスにおける幸福感は感じられません。
膣から粘液が出ずに乾燥していると、老化のスピードが加速するようですが、なんとなく想像がつきますよね。
加齢とともに気をつけるべきは、いつまでも粘液を分泌できるような、潤っていて弾力がある膣を維持すること。それはどんな高級な美容液よりも、効果がある。
「潤うからだ」
この言葉は著書の方のフランス人の師匠の言葉です。
フランスではデリケートゾーンのケアは当たり前で、意識している人は多いようですよ。
別にセックスしなくても幸せな瞬間はたくさんあるけど、セックスにおける幸福感というのは、他とは比べ物にならないんです。
経験者は語る。
セックスしないなんてもったいない
女性として生まれて、セックスしないのはもったいないとわたしも思いますね。
セックスをすることで、ほかのどんな行動からも決して感じることができないほどの、大きな幸福感を得ることができるからです。
「潤うからだ」
これは「パートナーから愛されてい幸せ♡」という気分的なものではなく、ホルモンによるもっと科学的なもの。
女性は心地いい肌の触れあいやオーガズムを感じることにより、2つのホルモンが分泌されます。
- β-エンドルフィン
- オキシトシン
幸福ホルモンや快楽物質などと呼ばれています。
幸福ホルモンとしては「セロトニン」も有名ですが、β-エンドルフィンとオキシトシンの方がけた違いの幸福感なのです!
ここでは主にオキシトシンの効果について言及します。
- 幸福感と安心感で満たされる
- ストレスをへらす
- 肌もツヤツヤ✨
ストレスをへらす、というのも気分的なものだけではありません。
オキシトシンが放出されると血中のストレスホルモンのレベルが下がるので本当のことです。
オキシトシンはセックスするだけでも分泌されますが、オーガズムを迎える方がさらに放出されます。
確かにオーガズムを迎えたセックスのあとの幸福感とスッキリ感は半端ないです!
「ふすまと夫婦ケンカははめれば直る」って言うでしょ。
気持ちいセックスをすると、本当に細かいことはどうでもよくなります!
オキシトシンには「相手との絆を実感する」作用もあるようで、キラキラフィルターがかかったかのように相手が素敵に見えます。
- セックスは良好な夫婦関係を保つのに一役買う!
セックスレスの理由の一つにある「膣の乾燥による萎縮」
「膣の萎縮」というのは、この本でわたしは初めて知りました。
膣はもともと加齢とともに乾燥しやすく、硬くなり、膣壁も薄くなるといった傾向にあります。
「潤うからだ」
きちんとケアをしなければ、そうした状態が加速して、粘液も出なくなり、ますます乾燥が進むことになります。
特に閉経が近づいたり、閉経すると女性ホルモンのエストロゲンの分泌がぐっとへります。
そうすると血流が低下し、膣は萎縮しやすいそうです。
わたしも40代で閉経まで数年だから、意識し始めました。
ただ、最近では若い人にも膣の萎縮が進んでいるようで、日本女性にセックスレスが多いのは膣の萎縮がひとつの要因ではと書かれています。
ローションを使うのもひとつの方法
膣の萎縮や乾燥が進んでいると、粘液は出にくい。
ケアをすれば出るようになるでしょうが、それには時間がかかります。
そういったときにセックスをする場合はローションを使うことをおすすめします。
性器周辺というのは、経皮吸収されやすい部分なので、成分にも気をつけたいところ。
著者の森田敦子さんは植物療法士であり、自身がプロデュースしているブランドからローションも出しています。
何がよくて何が悪いかよくわからないと思うので、最初はおすすめされているものを買うといいですよ。
粘液力を高めることも大切
本書では粘液を出せる力を「粘液力」として、粘液力を高める方法も書いてあります。
「粘液があまり出ない」というのは性に関することだけでなく、免疫力にも関係します。
- 鼻水も
- 唾液も
- 涙も
すべて粘液なんです。
- 異物が体内に入らないようにする
- 異物を体外に排出する役割をする
粘液にはこれらの役割があり、粘液が少ないとういことはバリア機能が低下しているということになります。
粘液を出すためには、外からのケア以外にも中からのケアも大切です。
- 粘液力をあげてくれる食材をとる
- 質のいい睡眠を心がける
食材としては、のり・ブロッコリースプラウト・オメガ3などがあげられています。
質のいい睡眠はすべてにおいて大切ですね。
わたしも至るところで「たっぷり寝よう!」って言ってます
粘液力にとって睡眠は非常に重要な意味をもっています。なぜなら、寝ているあいだにこそ粘液は作られるからです。
「潤うからだ」
睡眠に問題がある人は、メラトニンも試してみてください。
膣まわりのケアの仕方
本には膣まわりの具体的なケアの仕方も書いてあります。
- 洗う
- 保湿
- オイルマッサージ
- トレーニング
本には洗うときはボディーソープや石けんではなく、デリケートゾーン専用の刺激の少ないソープを使いましょう、と書いてありますが、わたしはそれも必要ないと思っています。
お湯で流す程度で十分。
「膣の女子力」で著書の駒形依子さんも洗いすぎもよくないので、お湯で十分と書いています。
▼「膣の女子力」も女性にとってもおすすめの本です。下記で解説しています。
とにかく保湿が大切
膣まわりに関しては、乾燥させないために保湿が大切です。
著者の森田さんはデリケートゾーン専用の保湿アイテムを推奨しています。
先ほどの「膣の女子力」の著者の駒形さんは、顔に使うスキンケア商品を使えば十分と書かれています。
実際何を使うかは、考え方によりますね
わたしはそもそもアトピーもちで市販の化粧品のたぐいはほとんど使ったことがなく、スキンケアも毎日はしないほどにズボラ( ・∀・)
デリケートゾーン専用の商品なんて絶対買いません。
そして、顔と膣まわりは経皮吸収の吸収率が違うので、一般的なスキンケア用品と同じものを膣に使いたくない。
わたしはオイルで保湿をしています。純粋なオイルだけ。
いまはアプリコットオイルがお気に入り。
ナウのアプリコットオイルはなかなかいいですよ!
数ある植物のなかでも膣の粘膜に合う傾向にあるのは、実のなる種から抽出できるオイルでした。
「潤うからだ」
たとえばアプリコットやマンゴー、アーモンド、マカデミアナッツなどの種子からとれるオイルがそれにあたります。
種子からとれるオイルは膣の粘液との親和性が高く、粘膜となじみがいいそうです。
わたしはアプリコットオイルで保湿と同時にマッサージもしています。
膣トレーニングの仕方も簡単に書いてありますが、膣トレに関しては「膣の女子力」の方が詳しく書いてあります。
まとめ
肌や髪のケアはするけど、膣まわりのケアを意識している人は少ないでしょうね。
意識もしてないし、友達との話題にも出しずらいから情報交換もされにくい。
若い人にも膣の萎縮がすすんでいるのも、あまり喜ばしくない話。
「潤うからだ」は文章量も少なく、読みやすいのでぜひ読んでみてください。
潤ってきれいでいたい人へ
潤うからだでいたい人には膣の女子力もおすすめです。
生理のこと、セックスのことなどより深く知ることができます。
膣の女子力については下記の記事で紹介しています。
→ 濡れにくいと悩む女性におすすめ『膣の女子力』【本当の女子力は膣にあり】