内向型はコミュニケーションが苦手なわけじゃない【大人数は苦手】
内向型なんだけど、コミュニケーションが苦手・・・
この記事では、こんな疑問にお答えします。
内向型の人自身もコミュニケーションが苦手だと思っていたり、周りの人からも「コミュ障か?」なんて思われてるかもしれません。
だけど、そうではない。
内向型と外向型は、コミュニケーションのやり方が違うだけなんです。
内向型の人は、自分の性質を理解しないといいコミュニケーションはできにくいでしょう。
また、内向型は自分のエネルギー度合いによってできることが変わってきます。
人づきあいにおける内向型の性質を知って、もっと人生楽しみましょう!
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内向型と外向型のコミュニケーションのやり方は違うだけ
内向型の人は、コミュニケーションが苦手なわけではなく、外向型とコミュニケーションのスタイルも性質も違うだけなんです。
違いを理解できれば、自分に合った話、伝え方を選ぶことができます。
内向型と外向型のコミュニケーションの目的
まず、内向型と外向型ではコミュニケーションの目的が違うのです。
内向型のコミュニケーションの目的 | 外向型のコミュニケーションの目的 |
---|---|
目的を達成するため | 社会を維持するため 刺激を味わうため |
ここで内向型と外向型の違う呼び方を知っておくと、理解が進むので紹介します。
冒頭で紹介した「内向型の生き方戦略」という本で紹介されていた分類になります。
まず、内向型と外向型の簡単な違いはこんな感じ。
- 刺激に対してニブい人ほど外向型
- 刺激に対して敏感な人ほど内向型
両者はその役割に応じて性質が違うのです。
- 外向型は社会維持に適しており、刺激にニブい方が有利
- 内向型は境地開拓に適しており、刺激に敏感な方が有利
ここらへんの解説は下記でもっと詳しく説明していますので、興味のある方はどうぞ。
関連記事 『内向型の生き方戦略』生きづらい内向型は、生き方を変えた方がいい!
この内向型と外向型の役割の違いを理解すると、コミュニケーションの目的の違いもすんなりわかります。
外向型は社会を維持することが役割なので、そのためのコミュニケーションをとります。
「コミュニケーションすること」そのものを重視します。
一方、内向型は境地を開拓するという目的を達成するためにコミュニケーションをとるので、目的のない会話が苦手です。
内向型は目的のない会話、いわゆる雑談が苦手です
内向型がコミュニケーションにおいて苦手なもの
内向型がコミュニケーションにおいて苦手なものは把握しておいた方がいいです。
自覚していれば、避けることもできるし、不用意にエネルギーを消耗することもありません。
目的のないやり取りは苦手
先ほど言ったように、内向型は何がしかの目的を達成するためにコミュニケーションをとるので、目的のないやり取りは苦手です。
- うわさ話
- 自慢話
- 社会で起こっていること
- 不満や愚痴を延々と
内向型は会話の意味も考えるので「無意味・無目的・非建設的」な話にはついていけないし、ひどく疲れます。
これが家族という安心できて大切な存在が相手であれば、少しは愚痴や自慢話にも付き合えます。
うわさ話とか芸能人の話は、どうでもよすぎて聞く気にもなりません。
内向型のほうが考える力も自主性も強いので、ただただ愚痴を言っている人って理解できないんですよ。
わたしがよく思うことで、本当に理解できないのがこれ!
- なんで自分を幸せにする行動をしないで、他人の悪口を言ったり、蹴落としたりしようとするの?
他人を落として、相対的に自分が上になっているような気がするのは一瞬だけで、自分の状態は変わっていません。
他人の悪口を言って、スッキリしたような気になっても、現状はまったく変わっていない。
もっと建設的なことにエネルギーを使えばいいのに(´・_・`)
大人数での会話は苦手
内向型は大人数での会話も苦手です。
1対1以外の3人以上は苦手だと思っていい。
- 誰と話す?
- 何を話す?
- あの人なんか気になる・・
内向型は刺激に敏感なので、どこかに集中しないと、雑多な場所ではあっちにもこっちにも意識が行ってしまうのです。
「1対1」なら、その人だけに全神経を集中できるので、ラクだし安心。
あと、会話の内容とか意味を考えてしまうし、価値観があまりに違いすぎる外向型の会話が理解できないんです。
この人は口だけでなんで行動しないんだろう・・・
どうして自分のことは棚にあげているんだろう・・・
なんでこんなどうでもいいことをだらだらと話すんだろう・・・
こういったことを考えている間に会話は進んでいたりするし、たいした関係でもない人にわざわざこんなこと言いませんから疲れます!
あと、内向型の人は会話の最中でも「意識が内に」入ります。
この意識が内に入ることができればちょっと小休止できるのですが、外向性があって共感力も高い人がいると放っておいてくれないんです。
その人からしたら気づかいで声をかけてくれているからすごい申し訳ないのですが、わたしは放っておいてほしい人なんです。
会話に入りにたい時は自分から行動するので、だまっている時はそっとしておいてほしいんです💦
これも内気な内向型の人なら違うのかもしれません。
予測できないプレッシャー下でのやり取りも苦手
内向型の人は、予測できなくて、さらにプレッシャーのかかる場面でのやり取りも苦手です。
- 急に威圧的になって何か言われたとき (特に上司や親など)
- 自分の価値観にないことの返答をせかされたとき
内向型は刺激に敏感で、共感性も高い人が多いので、威圧的な態度は苦手です。
上司や親など自分より立場が上だったり、力が強い人にいきなり威圧的な態度をとられるとどうしていいかわかりません。
私も昔は旦那さんとのけんかでは何も言えず、泣いてばかりでした。
さらに、自分の価値観にないことや質問の意図がわからないことをぱっと答えて、っていうのも苦手です。
頭がパルプンテになり、フリーズします。
以前働いていたパート先で図々しいおばさん軍団がいたんですが、その人たちにわたしが反抗したりしなかったので、大人しい人と思われていました。
本当は自分の価値観で理解できないことが多すぎて、フリーズしていただけなんですけどね!
こいつ、自分がやってないことを人にやれって言ってるぞ・・・
内向型の人って「有言実行」が多いというか、言っていることとやっていることの差がさほどないんです。
だけど、外向型の人って自分はできもしないのに人に言ったりするじゃないですか。
社会維持型は他者を変えようとして、境地開拓型は自分を変えようとする。
「内向型の生き方戦略」
社会維持型は・・・よっぽど突発的で個人的な危機でない限り、自分を変えようとしません。そして他者を批判したり、変えるように迫ったり、変えられなければ社会から排除する方向に動きます。
自分は変わらないのに、他者を変えようとするってなんとこざかしい!
内向型の力が発揮されるコミュニケーションの方法とは
内向型が自分らしくコミュニケーションをとるために必要なことは
- 苦手なことを避けること(上記で説明したこと)
- エネルギーをしっかり補給しておくこと
この2つとこの後に出てくるポイントが大切になります。
そもそも普段から睡眠や休息が十分とれていないと、内向型の人はコミュニケーションどころではありません。
日々をこなすのに精一杯でしょう。
内向型の人のほうが睡眠時間は多く必要です。
そのうえで、内向型の人が自分らしさを発揮しやすいコミュニケーションを見ていきます。
興味を持つ内容や目的
内向型は、とにかく興味を持つ内容や目的であれば、スムーズにやり取りができます。
普段は全然話さないくせに、興味があることだと前のめりになって周りの外向型の人を驚かせたりするでしょう。
また、似たような価値観で同じ目的のために集まった仲間との会話なら、大人数でもそこまで苦手意識はありません。
安心できていること
安心できる場で、安心できる相手となら、内向型は自分らしくコミュニケーションができます。
そもそも内向型は刺激に敏感ですぐいっぱいになりやすいので、刺激の多い場所では、なかなか落ち着けません。
- 照明
- 空調
- におい
- 雑音
- 視界に入るもの
- イスの座り心地
わたしは内向型でHSPでもあるので、すごい気にします。
どれかが心地よくないと、我慢をしていることになり、その時点でエネルギーは急降下します。
すぐ帰りたくなります・・
めんどうといえば面倒な性質かもしれませんね。
人づきあいは内向型にとって刺激が強い
これは大切なことなので、前提として心にとめておいてほしいのですが
- 人づきあいは内向型にとって刺激が強い
人のそばにいるだけでもエネルギーはへります。
ましてやふわちゃんみたいなテンション高い人なら、そばにいるだけでどんどん充電はへります。
刺激が過剰になると「閉店です」と言わんばかりに精神のシャッターが下りてしまう。
ですから、自分のエネルギーレベルは常にチェックしていないといけません。
まとめ
内向型の人は、コミュニケーションが苦手なわけではなく、外向型のコミュニケーションとはスタイルが違うだけ。
内向型は自分の性質を理解し、誰かとのコミュニケーションよりも自分ともっとコミュニケーションをとるべきです。
自分の声をもっと聴いてあげるべきです。
誰かに理解してもらおうとする前に、自分で自分のことを理解してあげましょう。
自分のことを理解するごとに、人とのコミュニケーションもとりやすくなるよ。
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