『繊細すぎて生きづらい』HSPは生きづらくて当然【敏感さを大切にしよう】
繊細さんとも言われるHSPは、その感覚の敏感さゆえに生きづらいことがあります。
わたしもHSPで生きづらい部分が多かったです。
周りの人と違うため、劣等感も持ちやすい。
HSPの人は自分の特性をよく知り、自分のトリセツに詳しくなればなるほど生きやすくなります。
今回はHSPの漫画家さんによるご本人の葛藤がすごくわかりやすかったので、こちらの本を紹介します。
この本はKindle Unlimitedなら追加料金なしで読めるので、ぜひ登録してみてください。
わたしが特に気になったところをピックアップしました。
HSPの人の参考になったら嬉しいです♪
仕事のダメ出しが自分へのダメ出しに感じる
HSPの人は繊細なうえに、自己肯定感も低めだったりするので、仕事のダメ出しにへこむ人は多いです。
著者のかたは漫画家さんなので、ネームとかに赤ペンで修正が入ることが自分へのダメだしに感じるって書いてあってわたしはめちゃくちゃうなずきました。
もうこれめっちゃ共感!
わたしの場合、人生において間違えることや失敗することが自分にバツがついているように感じてました。
だから自信がない分野では失敗するのを恐れてぜんぜん行動できませんでした。
- ただでさえ価値がないのに、これ以上バツがついたら死ぬ!
昔はまじで思ってました。
HSPや内向型の人は、周りとの違いから早い段階から劣等感を持っていることが多い。
批判にも強くありません。
いまだったら、わかるんです。
- 行為と自分の存在価値にはなんの関係もない
人間ですから、行為としては間違えることもあるし、失敗もする。
そこを存在否定とすぐ結びつけちゃうんだよね!
いまでもすごい落ち込むと、存在否定思考になっちゃいます。
これはクセなので「気づいて関係ないと意識する」を繰り返すしかありません!
そして、ダメ出しはすぐするくせに認めることを本当してこなかったんです、わたしは。
自分に本当申し訳ないと思い、いつだか「もう否定しない!」って約束しました。
深く考えるのはHSPの大きな特徴の一つ
物事を深く考え、じっくり処理するのはHSPの目立った特徴のひとつです。
同じ情報量でも深く考え、じっくり処理するのでパンクしやすいんですね。
この漫画では監修のHSPカウンセラーの方がいるのですが、じっくり処理する特徴をコーヒーフィルターに例えているのがすごくわかりやすかったです。
- 細かい網目で情報をじっくりゆっくり処理するので、キャパオーバーになりやすい。
同じ量だとしてもじっくり処理すると、時間がかかりますよね。
それなのに!HSPの人は敏感で繊細なため、取り入れる情報量も多いのです。
よりキャパオーバーになりやすいのです💦
HSPの人はキャパオーバーになると途端にポンコツになるので、キャパがオーバーしないように調整することが本当に大事!
- 自分はなにでエネルギーを消耗するのかを自覚することがめちゃくちゃ大切。
HSPでも人によって違いはあります。
どの分野の処理が苦手なのかを把握することは、ラクに生きるためには必須事項です。
他にも自覚しておきたいことはあります。
- 一日のうちでの元気の波
- ひと月の中でのアップダウン
- エネルギーを回復する手段は何か
この時間は頭脳仕事がはかどる、この時間に考え事をすると落ちやすいので注意、とか生理前は本当ダメとかそれぞれあります。
自分の感覚に意識的になって、うまくエネルギーを調整できるようになりましょう!
刺激に敏感なため、五感に振り回されがち
HSPは刺激に敏感なため、五感の感覚にこだわりがある人が多いです。
わたしの場合だと
- 肌に触れるものは、綿でないとダメ
- 基本的に匂いは不快なので、香水・柔軟剤などは絶対無理。
- 視界に人間がいると安らげない
- 静かでないと寝れない。耳栓必須。
余談ですが、柔軟剤は健康に最悪なので使うのはやめた方がいいです。
視界に人間がいるとわたしは安らげないので、まじで一人の時間が必要です。
HSPの人は、一人の時間がないとなかなか充電できません。
そして、刺激を多く受け、処理する量も多いので本当に疲れるの!
- HSPの人は、睡眠が多く必要!
わたしは9時間は寝ないとダメです。
だから「たくさん寝たい」ってことに「寝てしまう」ってことに罪悪感をもつ必要はありません!
わたしはHSPのこういう特性を知らないときに、寝ても寝ても眠い自分はなんてダメ人間なんだと思ったことがあります。
▼ そのときの気持ちを書いたのが、この記事です。
→ 何もしたくない、ずっと寝ていたいあなたは、今まで頑張ってきた人【まずは自分!】
しっかり眠れないと疲れもとれないし、頭の整理もできないのでHSPは情緒不安定にもなりやすいです。
- HSPの人は、なによりも睡眠!
寝ても疲れがとれない場合は、副腎疲労の可能性もあるので、身体のケアも必要です。
▼ 副腎疲労の治し方は下記で解説しています。
→ 【疲れがとれない、眠くて仕方ない人へ】副腎疲労から元気になる7つのコツ。
HSPの人は、物事や人間関係を悪い方に考えがち!
HSPはささいなことに気がつき、さらに深く考えるので、物事や人間関係を悪い方にとらえがちです。
ちょっとしたことに気づき、いろんな可能性を考えられるのは、種が生き残るためには大切なこと。
命の危険が少ない現代においても、人間のその性質は残っています。
つまり、HSPは
- 危機管理能力にたけている、ということ。
しかし、HSPの人はとにかく不安な方に考えすぎてしまう人が多いです。
わたしも昔は不安ループがとまらないことが多々ありました。
さらにHSPの人は、想像力というか妄想力もあるので、どこまででもいきがち。
そんなときに、本書でおすすめしていた不安解消法はこちら。
- 不安に思っていることをすべて書き出す
- 涙活する
- やわらかいものを抱きしめて子供のように泣く
思っていることをノートに書きだすのは、本当におすすめです。
文字にして客観的に見ると、案外「そんなこと悩んでいたの?」ということが多いから。
- 頭の中の整理は、頭の中ではできない。
不安ってだいたい「正体のわからないもの」に対して抱きがちなので、文字にして見るとハッキリしやすいですよ。
人間関係だと、多くは一人で考えていても解決しないので、考えないで聞いてみるのが一番!
まとめ
HSPの人は、とにかくHSPの性質と自分に関する特性を理解することが本当に重要です。
これをしないと、いつまでたっても生きづらいばっかりです。
自分のトリセツを作ろう!
自分がダメ人間だったのではなく、HSPだったからだとわかると、だいぶラクになります。
この本では他にも刺激を追求するHSPであるHSSのことも書いてあります。
HSSの人にもおすすめです。
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