つらいPMSをなんとかしたい!PMSは栄養で治せる【甘いものは控えよう】
生理前になると、イライラが止まらず、ささいなことで怒ってしまう・・・
この記事では、こんな悩みにお答えします。
生理前に起こるいろいろな症状を「PMS(月経前症候群)」といいますが、PMSの症状は人によってさまざま。
- 生理前のイライラは、血糖値が関係していた
- PMSを予防するための栄養改善
わたしは基本PMSはひどくないのですが、ある時だけひどい時期があり、考察した結果「血糖値」が関係しているかもしれないことがわかりました。
女性ホルモンと血糖値の関係から、PMSの予防法もわかります。
そして、栄養改善でPMSはだいぶ改善できます。
PMSがひどい人はぜひ見てってね!
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- 分子栄養学勉強中
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- 内向型HSP
PMS(月経前症候群)とは
まず、PMSとは何か。
PMSとは、月経3日から10日前に出現する症状
- 身体症状 : 疲れ、だるさ、眠気・不眠、乳房の張り、便秘、肌荒れ、むくみなど
- 心の症状 : イライラ、憂鬱、落ち込み、情緒不安定、など
上に書いた症状は一部です。症状は人によって、時期によって本当にさまざま。
PMSや生理がつらい人は特に、女性ホルモンの波を知ることが大切です。
図を見てもらうと分かりますが、排卵を境に女性ホルモンの分泌に変化が起きます。
- 月経から排卵までは主にエストロゲン
- 排卵から次の月経までは主にプロゲステロン
この排卵以降に増える「プロゲステロン」が今回のキーワードです。
女性ホルモンと血糖値の関係
糖尿病でもない限り、あまり血糖値って意識しませんよね
食事をすると血糖値は上がります。
そのあがった血糖値を下げるために、すい臓から「インスリン」というホルモンが分泌されます。
インスリンが出ることで、血糖値が下がると思ってください。
- エストロゲンはインスリンの効きを良くする。
- プロゲステロンはインスリンの効きを悪くする。
上の図にも書いてあるとおり、排卵から生理前に分泌される「プロゲステロン」はインスリンの効きを悪くします。
- インスリンの効きが良いとは、インスリンが効果的に作用し、血糖値が下がりやすい。
- インスリンの効きが悪いとは、インスリンがうまく作用せず、血糖値が下がりにくい。
プロゲステロンがメインの生理前は、血糖値が下がりにくい。
血糖値が下がりにくいということは、血液中に糖があるので、すい臓はもっと下げなきゃ!と思いさらにインスリンを放出します。
そして、過剰に放出されたインスリンにより、血糖値が下がりすぎるのです。
糖分をエネルギー源としている脳にとって低血糖は非常事態。
「なんとか血糖値を上げないと!」となり、さまざまなホルモンを放出します。
その中で、副腎といって腎臓の上にちょこんとのっている臓器から出る「アドレナリン」と「ノルアドレナリン」というホルモンがやっかいもの。
アドレナリンは、攻撃ホルモンと呼ばれ、濃度が上昇すると、攻撃的になったり、怒りっぽくなったり、キレやすくなったりします。
一方ノルアドレナリンも必要以上に分泌されると、神経がたかぶり、イライラしやすくなったり、落ち着きがなくなったり、攻撃的になりやすい、という面があります。
この2つのホルモンの影響で、生理前にイライラしやすい、八つ当たりしやすい、などの理由が理解できます。
わたしも低血糖からの攻撃ホルモンが出ていたようで、本当にささいなことでもイライラしました。
パートナーにも八つ当たりし、自分でコントロールできず、自分じゃない感じがしていました。
PMSを防ぐには
PMSを防ぐ方法は、いろいろありますが、今回は身体や栄養に関したものをお伝えします。
PMSは栄養でだいぶ解決できますよ!
とにかく甘いものを控える
生理前だけに限りませんが
- 血糖値の安定は心の安定につながる。
生理前はただでさえ、乱高下しやすい血糖値。
そこへお菓子などの甘いものを食べると、さらに血糖値はあがったりさがったりしやすくなります。
血糖値の乱高下は、心だけでなく、さまざまなところへ悪影響を与える。
- インスリンが過剰に分泌され、すい臓が疲れる
- 他のホルモンの分泌元の内臓が疲れる
- ホルモン分泌異常がおき、自律神経も乱れる
- 脳の一部が委縮する
砂糖や人工甘味料、果糖ブドウ糖液糖などはとにかくいろんな所に入っています。
知らず知らずのうちに、血糖値を乱高下させているかもしれません。
とにかく、PMSがつらいなら生理前はわかりやすい甘いものは控えるのが賢明です!
お菓子などの甘いものと心の不調の関係は、こちらの本がとてもわかりやすいです。
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腸内環境を良くする
プロゲステロンの分泌が増える黄体期には
- 「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が低下します。
セロトニンの分泌がへることも、生理前に落ち込みやすい原因です。
もともと、女性は男性に比べてセロトニン分泌量が少ないのです。
生理前の女性というのは、さらにセロトニン分泌量が少ない。
さらに、セロトニンの原料が少なかったり、腸内環境が悪ければもっとセロトニンは少ないのです。
- セロトニン生成は、腸内環境と関係しています。
腸内環境が悪い人は、さらにセロトニン生成量がへる。
腸内環境を整え、セロトニンの原料を補給することが大切です!
セロトニンの原料とは
- タンパク質
- 鉄
- ビタミンB群
タンパク質はプロテインをとるのがおすすめです。
▼ プロテインはこちらで紹介しています。
関連記事 ホエイプロテインで肌もきれいになる!【40代でも実証済み】
鉄は次の段落で紹介しますが、ビタミンB群はこちらのサプリメントがおすすめです。
ひどいPMSの場合、鉄不足を疑おう
- 鉄分が不足していると、PMSが重くなる傾向にあります。
生理のある年代の日本女性は、ほとんど鉄不足だと言われています。
鉄不足だとPMSはひどくなるし、セロトニン生成量がへるので、心が安定しません。
わたしは藤川理論を始め、鉄のサプリメントをとるようになってから生理前後の不快感が一切なくなりました。
鉄のサプリメントはまじでおすすめです!
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マグネシウム不足を解消しよう!
マグネシウム不足の場合も、PMSはひどくなる傾向にあるようです。
PMSどころか、マグネシウムが不足していると毎日を快適に過ごせません。
マグネシウムは現代人は本当に不足しています。
マグネシウムについては、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ
PMSがつらい場合は、とにもかくにも栄養で改善するのが一番です。
甘いものをへらし、鉄のサプリメントをとるだけでも変わるかもしれません。
生理が快適だと、本当いいですよ。
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